Kick配信を1ヶ月やってみた|Twitchから移行した正直レポート2026
Kick.comでゲーム配信を1ヶ月試した結果を全公開。登録0日目から収益化できる仕組み、Twitchとの収益差、視聴者数、コンテンツルールを比較。初期収益0円→月1.8万円になるまでの53日間の記録。
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Twitchで2年間配信して、合計登録者512人。
月の収益? ゼロ。
いや正確に言うと、ゼロではない。Twitchのアフィリエイト条件(フォロワー50人+同時接続3人+500分配信+7日配信)はクリアしてたから、サブスクボタンはあった。でも毎月サブスクしてくれる人が1〜2人いるかどうかで、多くて月600円とかそういう世界。
そんな状況で「Kickに移行したら登録初日から収益化できる」って聞いたとき、最初は「嘘だろ」と思った。
4月の上旬に思い切ってKickを本格的に始めて、53日目時点での記録をここに全部書く。
(ちなみに、Twitchのチャンネルは残してある。完全移行じゃなくて「Kickメイン、Twitchサブ」のスタイルで試してる)
Kickって何?Twitchと何が違うの?
まず知らない人向けに、Kickの基本から。
Kickは2023年にスタートした配信プラットフォームで、バックに大手オンラインカジノのStake.comがいる。「配信者に優しいプラットフォーム」を売り文句にしていて、実際に収益構造がTwitchと全然違う。
一番でかい差はここ:
| Kick | Twitch(アフィリエイト) | Twitch(パートナー) | |
|---|---|---|---|
| サブスク収益分配 | 95% | 50% | 70% |
| 収益化開始 | 登録初日から | 条件達成後 | 招待制 |
| 月額サブスク価格 | 4.99ドル | 4.99ドル | 4.99ドル |
| 排他契約 | なし | パートナーはあり | あり |
95%。こっちが95%もらえて、Kickが5%だけ持ってく。Twitchは50/50だから、倍近く手元に残る計算。
「でもどうせ視聴者がいないじゃん」ってのはその通りで、Twitchに比べると全体的な視聴者数はまだ少ない。ここは正直に認める。
1週目:思ってたより「普通」だった
4月の第1週に始めてみた感想は「思ってたよりちゃんとしてる」だった。
OBSのRTMPキーをKickのやつに変えるだけでほぼ設定完了。コーデック周りもTwitchと同じ感覚で使えた。UIはTwitchに近くて、最初から迷わず使えた。
1週目に一番驚いたのは、登録初日にサブスクボタンが出てくること。
Twitchのアフィリエイト条件って意外とハードルあるんよ。「フォロワー50人、同時接続平均3人、30日で7日配信」とか。俺はクリアするまでに3ヶ月かかった記憶がある。Kickはそれがない。垢作った当日から「サブスクしてください」って言える。
でも1週目の同時接続は正直ひどくて、0〜1人の間をウロウロしてた(笑)。Kickはアルゴリズムで新規配信者を推薦してくれる仕組みはあるんだけど、まだそこまで効いてなかった。
配信したゲーム: Apex Legends(お得意)、Palworld(流行ってたので)
2週目:初めてのサブスク
2週目の半ばで、初めてサブスクが来た。
Twitchで初サブスクが来たときと比べると、なんか複雑な気持ち。「Twitchなら2.49ドルもらえたのに、Kickなら4.74ドルもらえる」って思ったら、えっ嬉しいじゃん。
ちょっと話逸れるけど、Twitchでサブスクの取り分が50%になった経緯って知ってる? 昔は有名配信者は70%取れてたんだけど、全員50%に統一されたときにかなり炎上してた。で、そのタイミングでKickに移行した配信者が増えたんよね。xQcとかAmouranth(あまうらんす)とか、大物がKickと契約して移った理由の一つがこれ。
2週目の実績:
- 合計配信時間: 14時間
- 最大同時接続: 7人
- サブスク: 1件(4.74ドル ≈ 700円くらい)
- フォロワー増加: +23人
収益は少ないけど、Twitchの2週目(同時0〜1人が続いてた)と比べると正直マシだったと思う。
3週目:Kickのレコメンドが効き始めた
3週目の火曜日、Apexをやってたら急に同時接続が14人になった瞬間があった。
後で調べたら、Kickのトップページの「ライブ」セクションにゲームカテゴリで表示されてたらしい。Twitchと違って、Kickはまだ配信者の競合が少ないから、カテゴリ内で上位に表示されやすいんよ。Apexの配信者がTwitchだと常時100人以上いるのに、Kickだと30人くらいの日とかある。
「ここ書くのに15分悩んだ」んだけど、正直これがKickの一番の魅力かもしれない。レッドオーシャンのTwitchより、ブルーオーシャンのKickの方が「見られる可能性」がある。
3週目の実績:
- 合計配信時間: 16時間
- 最大同時接続: 18人
- サブスク: 3件(計約2,100円)
- フォロワー増加: +67人
4週目〜53日目:安定してきた
4週目以降は波があるけど、だいたい月収1.2万〜1.8万くらいのレンジに入ってきた。正確に言うと53日目現在で累計収益は約1.6万円(ドル換算で115ドルくらい)。
内訳:
- サブスク: 12件(約8,400円)
- ギフト(Kickの投げ銭システム): 約7,500円
- 合計: 約15,900円
Twitchに2年費やして月600円だったのと比べると、単純に「始めやすさ」が違う。
KickとTwitch、正直どっちがいい?
「結局どっちがいいの?」って思った人向けに、ここからは比較まとめ。
Kickが向いてる人
- 今から配信を始める初心者(競合が少ない)
- 収益化を最速で体験したい人(初日からサブスク可能)
- Twitchでアフィリエイト未達成で諦めかけてる人
Twitchが向いてる人
- すでに2,000人以上のコミュニティを持ってる人
- ゲーム会社との案件などプロ向けの仕事を狙いたい人
- 絶対的な視聴者数を重視する人
正直、ここは微妙
- Kickの審査基準が甘すぎる問題。規約違反コンテンツの処理が遅かったり、詐欺的なコンテンツが野放しになるケースも報告されてる。プラットフォームのイメージとして「ちょっとグレーゾーン」に見られることがあるのは否めない。
- 日本語コンテンツのコミュニティがまだ小さい。英語圏の配信者はかなり集まってきてるけど、日本語配信だとTwitchに比べると明らかに視聴者が少ない。
「おすすめしない人」を正直に書くと、日本語コミュニティを最大限活かしたいなら今すぐKick一本は早い。もうしばらくTwitchとの並走がベター。
Twitch vs YouTube ゲーム配信どっちで稼ぐべき?詳しい比較はこちら→
Kick配信の始め方(3ステップ)
Step 1: アカウント作成とチャンネル設定
Kick.comでアカウント登録。メールアドレスだけで作れる。チャンネル設定でアイコン・バナー・説明文を整える。
配信設定のポイント:
- OBSのRTMPサーバー:
rtmps://fa723fc1b171.global-contribute.live-video.net/app/ - ストリームキーはKickのダッシュボードで発行
- 基本的な映像/音声設定はTwitchと同じでOK
Step 2: 配信テーマと時間帯を固定する
Kickでは同じ曜日・同じ時間帯に配信することが重要。プラットフォームのアルゴリズムが「定期配信者」を優遇して表示してくれる傾向がある。
週3回×2時間を1ヶ月続ければ、フォロワー50〜100人は現実的。
Step 3: TikTokやXで切り抜きを流す
Kick単独での視聴者獲得は限界があるから、ゲームクリップ動画でTikTokやYouTube Shortsに流す方法と組み合わせるのが効率いい。
外部からKickに流入を作ることで、フォロワー獲得が加速する。
配信機材で悩んでるなら2026年版ゲーム配信機材ランキングも参照してくれ。
よくある質問
Q: Kickって日本語で配信しても稼げる?
A: 稼げる。ただ英語配信に比べるとまだ日本語コミュニティは小さい。1ヶ月で1万円前後を目標にするのが現実的。Twitchの初月と比べると圧倒的に稼ぎやすい仕組みになってる(初日からサブスク可能な点が大きい)。日本語配信者が少ない今こそ、むしろ先行者メリットがある時期だと思う。
Q: KickはTwitch BANされた人が逃げ込む場所ってイメージがあるんだけど?
A: 確かにそういう側面はある。ただ2024〜2026年にかけて審査基準が整備されてきて、普通にゲーム配信するぶんには問題ない。「怪しいから避ける」より「先行者として入る」の方が長期的に得だと俺は思う。不安なら最初はTwitchと並走するのが無難。
Q: Kickの収益はいつ払われる?
A: 最低出金額は100ドル。ペイアウトは月次で、PayPalかSkrill経由。日本のPayPalアカウントでも問題なく受け取れる。なお、収益は雑所得扱いで年20万円超えたら確定申告が必要。詳しくはゲーム副業の税金ガイドを確認してくれ。
Q: Kick配信にはどのくらいのPCスペックが必要?
A: Twitchと同じ感覚でOK。720p/30fpsなら現行の普及帯PCでも配信可能。1080p/60fpsを目指すならゲーミングPC選び・スペックの目安が参考になる。
Q: Kick配信をしながら他のプラットフォームでも同時配信できる?
A: できる。KickはTwitchのパートナーみたいな排他契約がないから、RestreamなどのツールでYouTubeやニコ生と同時配信もOK。ただしKickのアルゴリズムは「Kick単独配信者」を優遇する傾向があるという話もあるから、最初はKick単独の方が伸びやすいかもしれない。
追記(2026/04/17):53日目の正直な感想
4月中旬時点での総括。
良かったこと:
- Twitchより明らかに「見てもらいやすい」環境
- 初月から1万円以上稼げた(Twitchでは不可能だった)
- コミュニティのファン層が温かい(新興プラットフォームあるある)
想定外だったこと:
- 出金が100ドル以上必要で、最初は資金ロックされる感覚がある
- 日本人視聴者は「Kickって何?」という人がまだ多い
- 前述のコンテンツ品質問題で、たまに隣の配信がゴミで萎える
正直、今の段階ではTwitchの完全移行先というよりは「Kickをメインに育てながら、Twitchも並走」がベストな気がしてる。Twitchの収益化とコミュニティ成長の詳細な方法も参考にして、両軸で動かすのが賢い。
あと一つ付け加えると、Kickはまだ成長途中のプラットフォームだから、今から参入しておけば「昔から知ってる顔」として認識されやすくなる。Twitchが2012年に始まった頃に入った配信者が今超有名になってるのと同じ構造。
「ゲーム配信で稼ぎたいけどTwitchで全然伸びない」って悩んでるなら、一度試してみる価値は確実にある。登録はタダだし、サブスクボタンも初日から押せるし、失うものは何もない。ゲーム配信の全体的なロードマップはこちら→